1.家計の経費分析
人生における3大経費は、住宅、教育、老後資金と言われており、それに備えるには貯蓄をしていくしかない。
貯蓄を増やす前提として、毎月の支出の動きを計算してみる。
今年に入って1月~8月の家計支出の平均値は以下のようになっている
費目 | 金額 (千円) | 比率 |
食費 | 56 | 18% |
日用雑貨 | 17 | 5% |
交通 | 11 | 3% |
交際費 | 14 | 4% |
エンタメ | 10 | 3% |
教育・教養 | 33 | 10% |
美容・衣服 | 10 | 3% |
医療・保険 | 52 | 16% |
通信 | 18 | 6% |
水道光熱 | 19 | 6% |
住まい | 23 | 7% |
クルマ | 42 | 13% |
税金 | 1 | 0% |
その他 | 14 | 4% |
集計 | 320 | 100% |
月々の家計支出の平均は31万円なので、若干高いが概ね平均値の支出の状況といったところになる。
月々の生活費は平均していくらくらい?|公益財団法人 生命保険文化センター
2.収入は固定、その差を開ける事
経営では収益を上げる方法として、稲盛和夫さんは「売上を最大限に伸ばし、経費を最小限に抑える」と述べておられる。
家計においては、収入を短期的に上げる方法は仕事を変えるか副業をするかしかないが、よほどのスキルや努力がないことには収入を上げることはできない。
そうすると、無駄な支出がないかを分析し、それを抑えていくことが、家計の収支改善のための近道となる。
3.家計分析の方法
削減を検討する方法としては、企業経営における収支分析と同様の方法で行う。
手順としては以下の3ステップで検討していくことにする。
(1)金額の目標を明確にする
(2)大きな経費科目を見ていき、削減の余地はないか検討する
(3)その他の経費のなかで固定的な経費を見直す